“つばめ”のデザイン

ラボラボ

2007年09月08日 22:54



図書館で息子に頼まれた新幹線の絵本を探していると
少し大人っぽい装丁の本が目に入りました。
手に取ってみると、それは水戸岡鋭治氏の本。

水戸岡鋭治氏はJR九州の鉄道車両で有名なデザイナー。
九州にお住まいの方なら『つばめ』や『ソニック』、『湯布院の森』を
デザインした人、と言えば分かるのではないでしょうか?

なぜ絵本コーナーに?という疑問は読んでみると解けました。
本の内容は、水戸岡氏の生い立ちやデザインの仕事との出会い、
そしてJR九州の車両をデザインするようになった経緯や
車両を生み出していくまでの過程を丁寧に書いてあります。
上記のように書くと難しい本のように感じますが、
氏が読み手として子供たちを想定していることは、
字の大きさや、すべての漢字に読み仮名を振ってあることで分かります。
イラストが多かったり、そのイラストが塗り絵になっていたり。

読んでみるとJR九州の車両開発には多くの人、時間が注ぎ込まれていることや
デザインをまとめるための水戸岡氏が苦心する姿が想像できます。
氏がデザインした車両を利用すると、毎回何か感心するところがあるのですが、
この本からは、その細やかな気遣いが伝わってきます。

建築でも乗り物でも使い手、利用者のことを考えてデザインすることは、当然のことです。
JR九州の車両はカッコイイ。
カッコイイのですが、カッコだけではない優しさのようなものを感じる時があります。

私が好きな車両は『白いかもめ』。
以前、朝日を浴びながら有明海を前に疾走する姿を見たことがあります。
ハッとするくらいキレイな姿、風景でした。


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